第8回オーバーラップ文庫大賞へのたくさんの応募、誠にありがとうございました。 1年間で2ターンの募集を行い、合計595作品のご応募をいただきました。
今回で8回目を迎えましたオーバーラップ文庫大賞、変わらずたくさんのご応募をいただき、大変嬉しく思います。
みなさまの作品に込められた熱意、気持ちに応えられるよう弊社も一心一意選考をすすめさせていただきました。
結果、今回の大賞では3作品を選出させていただきました。
第8回オーバーラップ文庫大賞受賞作発表
金 賞
暗殺者は黄昏に笑う/メグリくくる
銀賞
カメラ先輩と世話焼き上手な後輩ちゃん/美月麗
(原題:おバカな先輩とカメラと後輩)
幾億もの剣戟が黎明を告げる/御鷹穂積
(原題:たとえ夜を明かすのに幾億の剣戟が必要だとしても)
総評
受賞作品を含めた全ての作品から、書き手の情熱やこだわりを強く感じ、選考でも様々な感想が飛び交いました。
そんななかで受賞となった作品のうち、『暗殺者は黄昏に笑う』は異世界転生という定番の要素を下地に、読み応え充分なストーリーが展開されていました。『おバカな先輩とカメラと後輩』では主人公・ヒロインともに個性的に描かれており、ページをめくる手を牽引してくれます。『たとえ夜を明かすのに幾億の剣戟が必要だとしても』は、オリジナリティのある世界観のなかでキャラクターの魅力も光る完成度の高い作品でした。
オーバーラップ文庫では引き続き、この文庫大賞にて新たな才能の発掘に取り組んでいます。
既に多くの作品をご応募いただいている第9回オーバーラップ文庫大賞では、現在第1ターンの選考が進んでおり、12月末日まで第2ターンを募集中です。
あなたの熱い思いの込められた、読者を夢中にさせるような「おもしろい」物語を期待しています。
これからのオーバーラップ文庫を担う作品が来ることを、編集部一同楽しみにお待ちしています。