かくりよの若旦那様と贄姫
街こまち
周囲と異なる容姿のせいで孤立し、
虐げられてきた少女・白藤。
頼れる唯一の家族を失い、
途方に暮れる彼女を、無情にも村人たちは
神への生贄として捧げる決定をしてしまう。
来世こそ“普通”の人生を送りたい、
そう願い生涯を終える……はずが
目を覚ますと、そこは
あやかし達が暮らす世界だった。
そして突如彼女の前に現れたのは、
孤月と名乗る冷徹な美青年。
行き場のない白藤は
彼が務める宿・黒紫館で働くことに――。
あやかし世界で始まる、切なくも幸せな恋物語。
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