「小説家になろう」連動企画!第4回 オーバーラップWEB小説大賞

〔第3ターン〕選考結果発表!

大賞

外れスキル【地図化】を手にした俺は、最強パーティーと共にダンジョンに挑む

著者:鴨野うどん

講評

15歳になり、贈与の儀でスキルを授かるも、手に入れたのは外れスキル。チートを持たない主人公が最強のパーティーに加わり、努力し、葛藤し、そして成長するファンタジー作品。
個性豊かであり、主人公を始めとした登場人物が、自身の内にしっかりと芯を持っており、そんなキャラクターたちが自由に動き回り、物語を紡いでいく様は読者を惹き付けるものがあります。また、緩急のつけ方、要所での盛り上げ方にも光るものがあり、物語全体を通して高い水準でまとまった作品であることから、今回の受賞となりました。

来春発売予定

金賞

勘当されたけど伝説の狐巫女がいる!

著者:岩山 駆

講評

英雄の血統を持つ家に生まれがらも、精霊獣を召喚する儀式において低位な精霊獣の小狐を呼び出してしまい、勘当されてしまう。しかし、その小狐の正体は伝説の狐巫女で——という作品。
なにより特筆すべきはヒロインで、家を勘当され、天涯孤独の身となってしまった主人公にただ一人、唯一寄り沿い続けてくれるという健気さがとても魅力的に描かれています。
魅力溢れるキャラクターを軸に、熱いバトルの王道ストーリーを上手く組み合わせ、完成度の高い作品となっていることから、今回の受賞となりました。

来春発売予定

第3ターン総評

この度は、「第4回オーバーラップWEB小説大賞」へのたくさんのご応募、誠にありがとう御座いました。

今回の第3ターンでは835作品ものご応募をいただき、たいへん嬉しく思います。工夫を凝らした作品が多数見受けられ、多彩な輝きを見せる作品を楽しく拝読しました。
選考の結果、第3ターンでは鴨野うどん氏の『外れスキル【地図化】を手にした俺は、最強パーティーと共にダンジョンに挑む』を大賞に、岩山 駆氏の『勘当されたけど伝説の狐巫女がいる!』を金賞に選出致しました。どちらの作品もキャラクターの立て方が非常に上手く、しっかりと骨太のストーリーを噛み合わせることで、読み手を上手く物語の世界に引き込むような作品です。

初の大賞受賞作品が選出されました。
今回の受賞作品が発売される日を楽しみにお待ちください。

今回は大賞と金賞が1作ずつという結果でしたが、以下のタイトルも選考段階で注目を集めていました。

ぺす氏の『常識?なにそれ?』は、元研究者の主人公が異世界転生する作品。通常ではありえないはずの無属性の魔力を持って異世界で無双するという爽快さはあるものの、もうひとつフックになるポイントが欲しくなる作品でした。

高柳神羅氏の『鑑定士のおしごと』は、冒険者ギルドに所属する鑑定士の主人公が、鑑定に持ち込まれる依頼を通して様々な人や事件と出会う作品。しっかりとした読みやすい文章でのんびり読める反面、終始物語のテンポが変わらず、ドラマ性に乏しい点が惜しかったです。

以上のかたはもちろん、我こそはという皆さんの投稿を第4ターン以降も引き続き楽しみにお待ちしております。

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