この度は、「第4回オーバーラップWEB小説大賞」へのたくさんのご応募、誠にありがとう御座いました。
今回の第1ターンでは1067作品ものご応募をいただき、たいへん嬉しく思っています。
そして選考の結果、第1ターンでは葬儀屋氏の『影の使い手』を銀賞に選出致しました。キャラクターに一つ、「これ」という行動基準を定めることで、その言動、そして彼を取り巻く世界に説得力が増し、物語は引き締まって見える……そんな基本を徹底したことで、ベタが王道として開花し独自性を持つ好例でした。
今回は銀賞が1作のみという結果でしたが、以下のタイトルも選考段階で注目を集めていました。
皐月乃彩月氏の『乙女ゲームに転生したようだが、俺には関係ないはずだよね?』は、「if」で描かれるルートとのギャップが面白い作品。男性にもしっかり読みやすい作品ながら、もう1つフックが欲しいところです。
セパさん氏の『狂気と正気の境界線』は、ヒロイン(?)であるマリーの怖かわいさが際立っています。ただ、主人公やストーリーが、マリーという強烈な魅力を活かしきるには少々弱いのが惜しいです。
水野ヤス氏の『勇社がブラック企業すぎて俺は女湯に突撃した』は、発想とユーモアのセンスが非常に強力な武器として光っています。その分、よりテンポよく読ませる文章のキレがもう少しあればと、欲が出てしまいます。
以上のかたはもちろん、我こそはという皆さんの投稿を第2ターン以降も引き続き楽しみにお待ちしております。