日本人だった前世の記憶を取り戻した男爵令嬢カテナ・アイアンウィル。彼女は自分が「大好きな日本刀を作りたい」という未練を残して命を落としたことを思い出す。 そこで、アイアンウィル家が代々鍛冶師を育んできたと知ったカテナは、悲願だった日本刀づくりができる!と刀匠になる道へ進むことに。 さっそく工房に弟子入りして鍛冶を学び、地道に刀づくりに励むこと数年――ついに日本刀が完成。その瞬間カテナの前に“女神様”が降臨して!? 異世界に存在しない日本刀が女神様に気に入られまさかの神器に認定。さらに、神子として膨大な魔力を授かり、この世界を脅かす“魔神”に対抗するお役目も受けてしまい……?「私、ただ日本刀が作りたかっただけなのに!」 平穏な刀匠ライフを守るため――邪魔する敵や降りかかる理不尽は、最強の魔力&日本刀で斬り伏せます!! 刀匠令嬢のチートな異世界ファンタジー、開幕!
アイアンウィル男爵家の令嬢。 日本人だった前世の記憶を思い出し、今世では憧れだった刀匠の道を志す。
美と戦いを司る女神。 日本刀を作ったカテナの前に降臨する。普段は地上に降りることはなく、分身体である「ミニリル」が神託を告げる役目を担う。
“王家の盾”とも称されるガードナー侯爵家の令嬢。カテナが王家に献上した日本刀に一目惚れし、貴族学院ではカテナに強い興味を寄せる。
リルヒルテの侍女にして、近衛騎士を目指す寡黙な少女。貴族学院ではカテナの魔力操作と剣術に惹かれ、弟子入りを志願する。
グランアゲート王国の第一王子。 プライドが高く、王家の威光を常に重んじる。神子となったカテナとは犬猿の仲。
カテナの兄。男爵家の次期当主だが、商人気質で金銭に執心しがち。カテナと同じく貴族学院に通う。
グランアゲート王国の近衛騎士。カテナの制作した日本刀を調査する勅命を受け、アイアンウィル領に逗留する。