亡霊魔道士の拾い上げ花嫁

新たな婚約者は、マイペースで

凄腕の魔道士でした――

著:瀬尾優梨 イラスト:麻先みち

第1巻1月25日発売

ストーリー|あらすじ

レンディア王国のとある夜会。商家の娘ライラは、婚約予定だった相手を友人に奪われてしまう。
最初から愛情などなかったが、このままでは家族に迷惑を掛けてしまう……そう悲嘆に暮れる中――
「君に三度目惚れしたんだ」
――ライラは「亡霊魔道士」と呼ばれる青年ユリウスに突然プロポーズされて!?
亡霊のような見た目のせいで、凄腕だけど周囲から怖がられるユリウス。
その原因でもあり、日常生活に支障を来すレベルの魔力過多を、ライラならば癒やせるらしくて……?
更には様々な好条件も持ち出され、ライラはあれよあれよとユリウスの婚約者として彼の屋敷で暮らすことに。
マイペースで不思議な人。だけどライラには無自覚でグイグイ来る。
そんなユリウスに翻弄されながら始まったライラの新たな生活はお菓子を作ったり、
衣服のデザインに挑戦したりと穏やかで。
一度捨てられた娘は、凄腕の魔道士と共に再び幸せへの道を歩み始めます――

レンディア王国のとある夜会。商家の娘ライラは、婚約予定だった相手を友人に奪われてしまう。最初から愛情などなかったが、このままでは家族に迷惑を掛けてしまう……そう悲嘆に暮れる中――
「君に三度目惚れしたんだ」
――ライラは「亡霊魔道士」と呼ばれる青年ユリウスに突然プロポーズされて!?
亡霊のような見た目のせいで、凄腕だけど周囲から怖がられるユリウス。その原因でもあり、日常生活に支障を来すレベルの魔力過多を、ライラならば癒やせるらしくて……? 更には様々な好条件も持ち出され、ライラはあれよあれよとユリウスの婚約者として彼の屋敷で暮らすことに。
マイペースで不思議な人。だけどライラには無自覚でグイグイ来る。そんなユリウスに翻弄されながら始まったライラの新たな生活はお菓子を作ったり、衣服のデザインに挑戦したりと穏やかで。
一度捨てられた娘は、凄腕の魔道士と共に再び幸せへの道を歩み始めます――

キャラクター

  • ライラ・キルッカ

    ライラ・キルッカ

    レンディア王国の商家、キルッカ家の娘。元々は男爵家のヨアキムと婚約の約束をしていたが、破棄されてしまったところを、ユリウスから求婚される。
    非魔道士だが、「魔力を吸収し無効化する」という体質を持つ。お菓子作りが得意。

  • ユリウス・バルトシェク

    ユリウス・バルトシェク

    レンディア王国の魔道の名家、バルトシェク家の養子。生活に支障を来すレベルの魔力過多のせいで亡霊のような見た目をしており、「亡霊魔道士」と呼ばれ怖れられている。その内面はマイペースで凄腕の魔道士。
    ライラと出会い、その体質とライラの世話のおかげで見違えるようになる。

  • ヴェルネリ

    ヴェルネリ

    レンディア王国魔道研究所の職員。ユリウスを慕い、屋敷で暮らしていたユリウスの世話をしてきた。菓子を除けば彼の作る料理は天下一品。研究所の同僚であるへルカには冷たいこともあるが、時々無自覚で素直になり、へルカの調子を狂わせる。

  • へルカ

    へルカ

    レンディア王国魔道研究所の職員。ユリウスと暮らし始めるライラの世話係となる。ユリウスとライラの良き理解者であり、二人の関係の後押しをすることも。
    同僚であるヴェルネリとはよく喧嘩もするが、それだけ気を許せていると言えないこともない。本人には絶対言わないが。

キーワード

  • 魔道士
    魔力を持って生まれ育ち、魔法を学んだ者たち。貴族に多いが、平民で魔道士の素質を持つ者も存在する。魔道文化の花開くレンディア王国においては、魔道士であることは大きなステータスとなり、平民であっても貴族と肩を並べることが可能になる。
  • バルトシェク家
    魔道の名門であり、当主のイザベラ・バルトシェクはレンディア王国魔道研究所の理事を務める。貴族ではなく、優秀な平民の魔道士として、超上流市民階級という位置づけになる。ユリウスはその養子であり、それほどまでに優秀な魔道士であることがうかがえる。