貴族社会から追放された“悪役令嬢”の母を持つ平民アシュリー。将来官吏を目指す彼女は、ブサイクになる魔法のメガネとカチューシャで素性を隠して貴族が在籍する王立学園へ通っていた。学園では「平民ブスメガネ」と蔑まれてひとりぼっち。今は辛くても明るい将来を夢見て勉強に励むアシュリーだったが、そんな日常は衰弱した仔猫を保護してから一変する。なんと仔猫は神獣で、無自覚に従えたアシュリーは王太子に目をつけられてしまい!?“悪役令嬢”の娘とバレたくないアシュリーは王太子を避け続けるが、ついに彼は処刑までチラつかせ強引に迫ってきて!? しかし特権階級の魔術師なら王太子でも処罰できないと知ったアシュリーは、魔術師を目指すと即決意! 適性を調べると類稀な聖なる黄金の魔力の持ち主と判明!? 大魔術師や賢者になれる素質すら秘めており……!?血統、美貌、魔力――実は全てがすごい平民少女の人生逆転サクセスファンタジー!
“悪役令嬢”の娘。王立フロース学園に特待生として入学。同級生から「平民ブスメガネ」と蔑まされてひとりぼっち。
本来は銀髪紫眼。学園では“悪役令嬢”の娘という素性を隠すために魔法のメガネとカチューシャで容姿を変えている。
レナトゥス王国王太子。王立フロース学園の生徒会長。品行方正で頭脳明晰、剣も嗜む好青年で生徒から絶大な人気がある。
クリストファーの従者。従者として王立フロース学園に通い、学園内でも常にクリストファーを護衛する。
王立フロース学園への転入生。不思議な魅力で男子生徒を次々と虜にする。王族にまで近づいているようで……?
アシュリーの母。とある事件で貴族社会を追放された“悪役令嬢”。今は平民として人里離れた小さな屋敷で暮らしている。
レナトゥス王国魔術師長にして王弟。当代随一の魔術師で、序列の最高位である“大魔術師”の称号を得ている。
“賢者”の称号の持ち主。魔術師になると決めたアシュリーを教導することになるが、以前から彼女を知っていたようで……!?
仔猫のような神獣。路地裏で衰弱していたところをアシュリーに保護される。アシュリーの魔力を食べて成長していく。