生まれ変わった《剣聖》は楽をしたい

伝説の名の下に天才少女を導き、護れ――!

著:笹 塔五郎 イラスト:あれっくす

第1巻11月25日発売

ストーリー|あらすじ

アルタ・シュヴァイツは伝説の《剣聖》の生まれ変わりであり、歴代最年少の騎士。今世は早々に前線から退きたいアルタだったが、次期国王との呼び声が高い《剣聖姫》の少女イリス・ラインフェルの護衛任務に就くことに。表向きは学園の講師として派遣されたアルタだが……「私と本気で戦ってください」護るはずのイリスから突然戦いを挑まれて!? イリスに力を示したアルタは教えを授けることになるが、その裏では彼女を狙う闇が動き出し――? 指導を続けていくうちに、アルタは強さを求めるイリスの想いを知り――「君が頼れる相手は、ここにいます」《剣聖》の誇りにかけてイリスを未到の高みへと導いていく!

キャラクター

  • アルタ・シュヴァイツ

    転生した最強剣士。

    アルタ・シュヴァイツ

    伝説の《剣聖》の生まれ変わりであり、歴代最年少の騎士。今世では悠々自適な生活を求め、早々の引退を企てており、その資金を集めるために騎士として働いているが、なかなか上手くいかない。

  • イリス・ラインフェル

    強さを求め剣を振る才女。

    イリス・ラインフェル

    次期国王と目される、ラインフェル家の令嬢。十歳の頃王都の剣術大会で優勝したその実力は《剣聖姫》と呼ばれるほど。だが、最強と呼ばれる一方で自身の成長に伸び悩んでおり、そのため講師としてやってきたアルタに剣の教えを請うことに。

  • アリア・ノートリア

    戦うのはただ親友のため。

    アリア・ノートリア

    ラインフェル家で面倒を見てもらっている少女であり、イリスの親友。二本の短刀を武器に戦う。常にやる気のなさそうな様子でいるが、イリスのことになると誰よりも真剣。その性質上、イリスほど目立ちはしないが、実力は《剣聖姫》であるイリスに匹敵する。

  • レミィル・エイン

    学園の外からイリスらを見守る女騎士。

    レミィル・エイン

    アルタが所属する《黒狼騎士団》の団長。よく部下に仕事を押しつけて逃げ出すが、剣術の腕前は王国内でも上位に位置しており、決めるところはきちんと決める。なんだかんだで部下想い。

キーワード

  • 「魔法」

    《碧甲剣》
    《ヘレンダイト》と呼ばれる、鉱山でごく稀にとれる鉱石によって作られた直剣。非常に硬く、刃こぼれしくいのが特徴。
    《銀霊剣》
    《剣聖》ラウル・イザルフの愛刀。周囲にいる人間全ての魔力を奪っていく。
    《紫電》
    《ヴァイオレット・ドラゴン》の体内で作られた鉱石を鍛えて作られた、雷を帯びた直剣。
  • 「魔法支援兵装(Magia Aid Equipment)」

    アルタがまだ《剣聖》ラウル・イザルフの時に編み出した、魔力を使い果たし、武器と肉体のみで戦う者が辿り着いた極限の戦い方。