「アーの族、エルネの里のミリーナ・ヴァンがご飯を食べに来ましたえうっ!」 低級冒険者カイが廃都市で出会ったのは、 全てを食らう暴食と恐れられる災厄——エルフ。 生き延びるためにご飯を差し出すカイだったが、 餌付けしてしまったことで エルフの少女ミリーナに付き纏われることに! そこには、ある理由から温かいご飯を食べられないでいた エルフの悲しい歴史が関係し—— 「それよりご飯はまだですか?」 「まだだよ……」 あったかご飯で世界を救う、 カイとエルフ達の物語が幕を開ける!
薬草採取で生計を立てる下級冒険者。食中毒に苦しみながら狼の群れと戦った経験があり、食事はとにかく過剰に煮込む。
カイが最初に出会うエルフで、口癖で語尾に「えう」が付く。呪いで周囲に樹木が生える。メンタルお子様、胸もお子様。
カイを誘惑する寡黙なダークエルフ。体から生えるキノコに養分を吸われている。それでも胸の生育はたいへん立派。
カイがある事件で知り合うハイエルフ。ハイエルフは他のエルフとの交流が無く、その多くが謎に包まれており……?
千年前後の寿命を持ち、森に住む種族。 その力は人間を圧倒し、全てを食らう暴食と恐れられている。
木と土の防壁に囲まれた宿場町。 カイが拠点にしている。
百余年前にエルフの襲撃に沈んだ大都市。
マナの密度が薄くなった土地に発生する異界。