「人が心に絶望を抱いた時、その者は人に仇なす怪物に変貌する」
異形の怪物に母を殺された青年・ジュールは、詐欺師に騙されて購入した「贋作の勇者の剣」で怪物を打倒する。
怪物が元はただの人であることを知った彼は、その元凶を探るため旅に出ることに。
剣は偽りであっても、その胸には紛うことない勇者の心を持つジュール。
邪神の奸計により、仲間には裏切られ、無二の友を亡くすもしかし、彼は決して絶望に屈しなかった。なぜならば——
「人よ希望を抱け。俺は勇者のジュール。絶望を晴らす——勇者なのだから!」
贋作の剣から始まる、本物の勇者の物語。それを今、語ろう。