死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く

次第に苛烈さを増す戦場で、常識知らずの無垢な少女は〝最強の駒〟として、英雄の道を歩み出す――！

赤子の時、朽ちた神殿で死神に拾われ、様々な知識と戦闘技術をたたき込まれる。15歳の誕生日に姿を消した死神の手掛かりを求め、志願兵として王国軍に所属する。無邪気な性格でケーキと本が好き。
オリビアの副官。騎士の称号を持ち、剣の腕は一流。真面目な性格ゆえに、オリビアの副官に抜擢されたが、真面目な性格ゆえによく振り回されている。また、騎士という称号に誇りを持っており、騎士道から外れる行為をすると身悶える癖がある。
比較的裕福な商家の長男。穏やかで割と単純な性格。学問が好きで、王都でも最難関と謳われる学院に通っていたが、相次ぐ王国軍の敗北を受けて徴兵される。ただし、剣の腕は三流で、オリビアに言わせると油断するとすぐ死ぬレベル。
オリビアたちが所属する王国第七軍の総司令官。鬼神の異名を持ち、帝国にもその名は知れ渡っているほど。15歳の孫娘がいるため、同い年であるオリビアをとても可愛がっているが、オットーによく諫められている。
パウルの副官。優秀だが割と短気で、オリビアの行動と言動に振り回されがち。王都に六歳の娘がいる。