「ふふ、あははははっ! 死に方は選ばせねえが、死ぬ順番は選ばせてやるよ!」 前世で異常な暴力性と「悪」に対する容赦のなさを持って転生した、 7歳の可憐な少女シャロン・ベルナ。 レベルカンストのスキルで今日も楽しく魔族を蹂躙! そんな中、この世界へのもう一人の転生者・モニカと邂逅する。 どうやらここはハードな鬱ゲー『聖剣を抱きし者たちへ』の世界であり、 シャロンの行動が既に最悪の大量虐殺シナリオを引き寄せてしまっているようで……!? しかし、そんなことはシャロンには関係ない。 圧倒的な戦闘力と、何者にも容赦のない凶気で全てを蹂躙しにいく――!
なんだよ。じゃあ、殺していいじゃねえか
このゲームの内容を全く知らない転生者。 レベルがカンストした複数のスキルを手に、鬱ゲー世界で可憐に、そして邪悪に舞う。 魔族に対しての容赦は一切持ち合わせていない。
終わった、この世界終わったァー!
前世の記憶とこのゲームの知識を持つもう一人の転生者。ただしモブ。 どうにかハッピーエンドに行きつくために知恵を絞り出しているが、シナリオ完全無視のシャロンにいつも振り回される。
きゃー! かわいい!シャロンちゃん、私の妹にならない?
原作ゲームの第二部における主人公で、高い戦闘力を誇る。 本来であれば姉をロゼアンに殺されることで復讐に燃える設定だったが――?
――男が僕に話しかけるな!
先代勇者に魔核を傷付けられたことにより、極度の男性嫌いと狂気を発症した女魔族。 人間に対しては残忍極まりなく、男は駆除対象であり女は処女でなければ殺していいと考えている。
通称「剣抱き」。神聖兵装を持ったキャラクターが魔族と戦うゲームで、鬱要素が非常に強い。 モニカ曰く、現時点で最悪のエンドを回避するための最重要ポイントは三つ。 一つ、ロゼアン・カリストを殺さないこと。 二つ、リナの姉を死なさないこと。 三つ、シャロン・ベルナを決して勇者にさせないこと。
通称「聖剣」。聖獣から授かる特殊な武器であり、個人によって形状や性能が異なる(必ずしも剣の形をしているわけではない)。 魔族に鹵獲された聖剣は「魔装」と呼ばれる。
表向きは神聖兵装を提供し、学生勇士を育てる機関。しかし、その内部は人に化けた魔族によって掌握されている。真の目的は聖剣の鹵獲と経験値のために、人間を育成したうえでほどよい段階で殺すこと。
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