
目を覚ますと、汚れ仕事を請け負う暗殺教団の暗殺者見習いに転生していた俺。
命が無価値なこの世界で生き残るため、手段を選ばす動くことを決意する!
そして始まる、過酷な暗殺者養成訓練。「脱落=死」の環境の中、
ライバルたちは俺より力で勝る虎獣人、「気」という特別な力を使いこなす森人族、
最強種族の竜人と、一筋縄ではいかない強者ばかりで……!?
一寸先は死。そんな地獄を俺は、時に最強のライバルや大人すら利用し、
時に己の障害となる存在を陥れ、生き抜いていく——たとえ「外道」と呼ばれようと。
生きるために、全てを踏みにじれ! 倫理無用の本格ダークファンタジー、開幕!!

- 種族
- 人類には、特徴を持たない【人族】とそれぞれに長所と短所や特殊な性質を持った【獣人種】、【妖精種】、【魔人種】などの種族があり、一部を除いてそれらが雑多に混じり合って生活している。割合は人族が最も多く、次に多いのが獣人種である。
- 気
- 全ての人間は【気】と呼ばれる力を持っている。鍛える事で【気】を多く纏うことが出来るようになり、それを駆使して普通ではできないような身体能力を発揮する。獣人種は他の種族と比べて制御が苦手な傾向がある。
- 里
- 要人暗殺や諜報活動などの汚れ仕事全般を請け負う、謎めいた暗殺教団の拠点。
ここの「房」で育てられた多くの子供たちが、厳しい暗殺者養成訓練を受けている。
- 使徒
- 「里」の精鋭暗殺者。子供たちはこの使徒候補として、一歩間違えれば容易く死ぬ訓練を日々こなしていく。脱落して死ぬか暗殺者となって「里」に貢献するか——使徒候補たる子供たちに与えられた選択肢はその二択のみである。