後方師匠面したい系転生者 自覚なき剣聖の勘違い最強譚

自覚なき最強の剣聖 異世界に爆誕!!

「師匠は魔王を倒す伝説になるでしょう」(そんな主人公っぽい奴がいるのか。……一体誰なんだ)

著/TATAL イラスト/増田幹生

第1巻 5月25日発売!

ストーリー|あらすじ

「勇者を導く師匠ポジこそが至高!」
そんな思考を持ち、ファンタジー世界に転生した男は(いるかもわからない)勇者の師匠になるため、来る日も来る日も剣の腕を磨いていた。
数年後、彼はなんとか・・・・巨大なリス・・の魔物を倒せるようになった。——そう、なんとか。剣を極めるため血の滲むような努力を続けたにもかかわらず、始まりの村の魔物よりも弱いであろう雑魚の魔物しか倒せるようにならなかったのである。
彼は自身の才能に絶望し、そして思いついた。
「なんちゃって師匠になろう。勇者の原石を探し剣術を教えて、物語序盤のみの師匠ポジに収まろう。そして弟子が成長したら実は弱いとばれる前に逃げよう」と。計画は順調に進むかに思えた。
しかし、彼は知らなかったのだ。その世界の魔物が異常に強いことを。それこそ、彼以外に1人で魔物を倒せる剣士が誰もいないことを——。
自分が悦に入るためだけに斜め上の努力を続ける無自覚最強男が往く勘違い流浪譚、開幕!

キャラクター

  • 師匠(主人公)

    「俺の剣はただの棒振りだ。
    だが、魔物を斬るにはそれで十分だ」
    (よし。なんかいい感じに誤魔化せたんじゃないか?)

    師匠(主人公)

    勇者の師匠ポジに憧れる転生者。 雑魚魔物相手に苦戦する自身を才能がないと思い込んでいる。 実際にはソロで魔物討伐できること自体オカシイ。

  • ソーン

    「魔物は恐ろしい。
    だけど師匠よりも強くねえ」

    ソーン

    幼い頃に捨てられスラムで育った少年。 その生まれと主人公の財布を盗もうとした言動が「まさに逆境系主人公!」と気に入られ、弟子第1号となる。

  • リミィ

    「その師匠って言うのはあなたや
    他の冒険者の妄想の産物
    だったりしない?」

    リミィ

    失われた魔法を再発見するため旅をする魔法使い。 ソーンの無茶な戦い方を見て放っておけずにバディを組んだ。 みんなから主人公の話を聞いて本当にそんな人間がいるのかと未だに疑っている。

  • アルシェ

    「師匠は私達の遥か先を行く人。
    だけど、その至る場所の一端は見えた」

    アルシェ

    魔物によって壊滅した村の生き残りでノルンの双子の姉。 命を救ってくれた主人公に特別な感情を抱いている。 まさに「復讐系主人公! しかもダブル主人公!」と気に入られ、弟子第2号となる。

  • ノルン

    「昔はこの髪が忌まわしかった。
    けど、今は好き。
    師匠が褒めてくれたから」

    ノルン

    魔物によって壊滅した村の生き残りでアルシェの双子の妹。 変わった髪色と目の色のせいで村人に迫害されていた。 まさに「復讐系主人公! しかもダブル主人公!」と気に入られ、弟子第3号となる。

  • ノックス

    「僕は師匠を追って諸国を巡ります。
    師の剣で魔物を断ち、民草を救うのが
    私に与えられた使命です」

    ノックス

    有力貴族であるフェアハウト家の三男。 「かませ犬が一回負けて覚醒するパターンの主人公ポジ」の可能性があると判断され弟子第4号となる。

  • ローエン

    「師匠の前では、騎士も形無しですな」

    ローエン

    フェアハウト家の元・騎士団長。 歴代最強とも謳われる実力者だが、主人公の剣に惚れこみ弟子入りした。 ※師匠は弟子だとは思っていない。自称・弟子である。

  • ジジイ(仮)

    「まさか、まさかやり遂げるとは︙︙
    俺は夢でも見てんのか︙︙」

    ジジイ(仮)

    主人公の師匠。 実は【剣鬼と呼ばれる「勇者に一番近い男」】の元相棒でもある。 本作で一番後方師匠面をしているのはこのジジイだったり……?

キーワード

  • 魔物

    剣や矢をはじき返す強靭な皮膚、発達した筋肉による驚異的な膂力を持ち、人類に敵対する存在。
    基本的には【冒険者】と呼ばれる熟練の戦士が4人がかりでやっと一体倒すことができる。

外面だけなら後方師匠面できている系主人公

  • 外面だけなら後方師匠面できている系主人公1
  • 外面だけなら後方師匠面できている系主人公2
  • 外面だけなら後方師匠面できている系主人公3