骨姫ロザリー

――この少女、可憐にして最強

死者を操る最強少女の華麗なる無双ファンタジー、開幕!

著/朧丸 イラスト/みきさい

第1巻5月25日発売!

ストーリー|あらすじ

“魔導”と呼ばれる異能を持つ魔導騎士たちが支配する世界。
人々に忌み嫌われる“死霊騎士ネクロマンサー”の属性を持つ少女・ロザリーは、
死体から情報を得る仕事をさせられていた。
しかし、かつて最強と謳われた死霊騎士・ヒューゴの死体と出会い、
強大な力を引き継いだことでその運命は一変!
覚醒したロザリーは居場所を求めて、
自身と同じ“魔導”を持つ者たちが集う学園の入学試験を受ける。
死霊騎士として迫害されぬよう目立たないつもりが、
実技試験でうっかり周囲を蹴散らし、その可憐な見た目と実力で世間に名を馳せてしまい――!?
死者を操る最強少女の華麗なる無双ファンタジー、開幕!

“魔導”と呼ばれる異能を持つ魔導騎士たちが支配する世界。人々に忌み嫌われる“死霊騎士ネクロマンサー”の属性を持つ少女・ロザリーは、死体から情報を得る仕事をさせられていた。しかし、かつて最強と謳われた死霊騎士・ヒューゴの死体と出会い、強大な力を引き継いだことでその運命は一変!覚醒したロザリーは居場所を求めて、自身と同じ“魔導”を持つ者たちが集う学園の入学試験を受ける。死霊騎士として迫害されぬよう目立たないつもりが、実技試験でうっかり周囲を蹴散らし、その可憐な見た目と実力で世間に名を馳せてしまい――!? 死者を操る最強少女の華麗なる無双ファンタジー、開幕!

キャラクター

  • ロザリー=スノウオウル

    ロザリー=スノウオウル

    死霊騎士ネクロマンサーであることを隠しながら学園に通う少女。
    ヒューゴから強大な力を受け継いだことで、最強の存在となる。

  • ヒューゴ=レイヴンマスター

    ヒューゴ=レイヴンマスター

    ロザリーに力を引き継いだ先代死霊騎士ネクロマンサーであり、かつて大魔導と呼ばれた。
    現在は不死者としてロザリーの相棒兼メンターとなっている。

  • ミシルルゥ

    ミシルルゥ

    学園の教官でロザリーの担任。
    美しく妖艶な女性に見えるが、その正体は……?

  • グレン=タイニィウィング

    グレン=タイニィウィング

    ロザリーのはじめての友人兼ライバルの刻印騎士ルーンナイト
    かなりの実力者。どうやら過去に一度ロザリーと会ったことがあるようで……?

  • ロクサーヌ=ロタン

    ロクサーヌ=ロタン

    ロザリーのルームメイトの魔女騎士ウィッチ
    とある事情で学園への入学が10年以上遅くなった、遅れてきたルーキー。ロザリーのファンを公言し、慕っている。

  • コクトー

    コクトー

    東方の商国出身の宮中伯。騎士でないにもかかわらず明晰さのみでのし上がった異例の存在。
    王宮では絶大な権力を持ち、ロザリーの今後の運命を握る人物でもある。

キーワード

  • 魔導
    魔導。人に超常の力をもたらすもの。 魔導を持つ者を魔導騎士、あるいはソーサリアと呼ぶ。 魔導は体内で血のごとく巡り、騎士の身体能力を大いに高める。 魔導が多いほど身体能力は増し、大いなる騎士――大魔導は神のごとき奇跡を起こす。 ――出典『魔導騎士概論』
  • 魔導の色
    魔導には色がある。色は魔導の性質を表していて、色によって使用する魔術が異なる。
    • 青は強さを求める勇者の色。魔印を刻む魔導騎士――刻印騎士ルーンナイトと呼ばれる。自己を改変する刻印術エンハンスルーンを使う。

    • 黄は慈悲深き聖者の色。聖なる魔導騎士――聖騎士パラデインと呼ばれる。人を癒す聖文術ホーリーワードを使う。

    • 緑は自然と語らう賢者の色。精霊使いの魔導騎士――精霊騎士エレメンタリアと呼ばれる。精霊を呼び出す精霊術エレメンタルを使う。

    • 赤は闇を信奉する魔女の色。まじない使いの魔導騎士――魔女騎士ウィッチと呼ばれる。呪詛じゅそを編む魔女術ウィッチクラフトを使う。

    • 紫は死者と語らう隠者の色。死霊使いの魔導騎士――死霊騎士ネクロマンサーと呼ばれる。死者を操る死霊術ネクロマンシーを使う。赤の変異魔導性イレギュラーとされる。

    • 色がないこともある。無色とか、最悪の色と呼ばれる。無色は魔術を使えず、騎士になれない。

    ――出典『基礎魔導学』
  • 葬魔灯(そうまとう)
    死者の記憶を呼び起こし、その人生を追体験するネクロマンサーの秘術である。
    死者の記憶ゆえ、結末は必ず〝死〟で終わる。
    葬魔灯の真価は断末魔のさなかに起こる魂の継承にある。

    ――出典『不死者の書』

    お前が死者を見つめるとき、死者もまたお前を見るだろう。
    魂を引き裂かれても死者は覚えている。
    その記憶がお前を葬魔灯へと誘う。
    死者が生きた記憶にお前自身の魂が触れるのだ。
    葬魔灯は追憶の旅。
    旅の結末は〝死〟である。
    その断末魔は傷となり、お前の魂に深く刻まれる。
    魂の継承が行われるのだ。

    ――『古きネクロマンサーの口伝』