魔導書作家――魔法使いの極致で、世界にほんの一握りしかいない存在。世界最高峰の魔法使い教育機関とされるソラナカルタ魔法学校に籍を置く上級生の少年・ヨヨ。魔法学校の地下空間に広がる工房迷宮でヨヨが出会ったのは、夢を抱く新入生の少女・ルナだった。 「わたし、魔導書作家になりたいんです!」あまりにも非現実的な夢を、当然のように口にするルナの瞳は輝いていた。目的を見失っていたヨヨには、より一層そう見えた。空っぽの少年・ヨヨと、夢を追う少女・ルナ。二人の魔導書を巡る物語が、今幕を開ける――。
ソラナカルタ魔法学校の5年生。まったりとした気質で、覇気や威厳がなく、プライドもほとんどない。しかし、その実力は折り紙付き。運命力を利用した流星魔法の使い手。
魔法国ピエツィナの有名な魔法貴族出身で、ソラナカルタ魔法学校の1年生。明るく元気で、どこまでもまっすぐな性格。発展途上ながら魔導書を書く能力を持ち、魔導書作家を目指している。
ルナの同級生で、魔術剣士の一族であるレ・ノール家の出身。魔術剣――属性をまとった剣術に長ける。基本的にはお淑やかなお姉さんタイプだが、ルナを溺愛しており、ルナが絡むと暴走することもしばしば。
魔法国ピエツィナの有名な魔法貴族出身で、ルナの姉。粗野で粗暴で楽観主義者。口調は荒く、性格も荒々しいが、心根はまっすぐ。冒険者を志す。炎系統の魔法を得意とする魔法使い。
ソラナカルタ魔法学校の6年生。人としての倫理観はほとんどない反面、自らの価値観において、尊い生き方をする魔法使いには敬意を払う。死霊術師――骸骨やゾンビを生み出し、使役する能力を持つ。
B7イラストカード
ポケットドラマCD『猫妖精ケット・シーのいたずら』
書き下ろしSSリーフレット『迷宮美食俱楽部』
描き下ろしB2タペストリー
書き下ろしSS付きイラストカード『先輩とならどこだって』
書き下ろしSS4Pブックレット『レ・ノール家の掟(その一)』
B5書き下ろしSSペーパー『魔術剣士は観察する』
B5書き下ろしSSペーパー『魔法使いの裏の顔』
B5書き下ろしSSペーパー『たとえ姿が変わっても』 A6イラストカード
ポストカード
物語の緩急が絶妙で、設定もしっかりしていて王道の魔法ファンタジーとして、とても楽しく読ませていただきました。 影がありながらもそれを感じさせないように振る舞うヨナがとても私好みのキャラで、いつ過去が明かされるのかなと、ドキドキしていました。 魔導書作家を目指すルナの一途な姿勢もとても素敵でした。魔導書作家というのも珍しい設定だと感じたのでとても新鮮でした。 「何をやっても敗けないし、どんなことがあっても心が挫けないし、どんな時だって最強な、そんな主人公の物語ってつまんないんだよ?」この部分にただただ共感しかなく、この先どんな困難な物語が待っているのか期待でいっぱいです!新刊及び2巻の発売がとても楽しみです。
自分の夢に誇りを持って周囲にその夢を語ることができ、また行動力を持ち合わせているルナは、読んでいてとても眩しく感じました!夢を追う人、夢を応援する人にもそれぞれに苦悩や葛藤もあり、それが報われたときには、読んでて胸が熱くなります。
設定もかなり練り込まれており、非常に引き込まれました。魔導書という違いはあれど同じ本を扱う人間としてはルナちゃんの本を書くことへの情熱は胸打たれるものがありました。刊行されるのが待ち遠しいです!
魔法使いは居れど、「その職業」を目指すのは魔法使いの中でもごく一握り、主人公の夢を追いかける話が、周りを巻き込んで進んでいく話になっているのですが、主人公の話だけではなく、周りの人物たちも個性豊かなキャラクターが多く、一気に読みたくなる話になっています!今家籠りで読むなら、この作品!と推せる物になりますので是非読んでみてください!
「世界最高峰の魔法使い教育機関」「生きた工房迷宮」「多彩な魔法生物」「星に手を伸ばす者」…これだけでもわくわくしてしまうのに「大きな夢を叶えようとする少女」まで加わったら、もうたまりません!心躍る魔法使いの物語、読んでみませんか?
世界中から才能を持った魔法使いが集まるソラナカルタ魔法学校で起こったヨヨの物語を魔導書作家のルナが物語にしたお話。 もっと大きな物語なのかと思いきや読んでみるとどれだけ才能があろうとまだ学生で人間らしい悩みと再起が男の子って感じで良かったです。
運命の出会いから始まり、全力で夢を追う少女と強くて弱い空っぽの少年が絆を結ぶまでの奮闘と再起が魅力的な王道展開と共に描かれた、最高の魔法学校物語。キャラクター達の生き様を通して心からの応援が与える力と頑張ること・諦めないこと・信じることの尊さを教えてくれました!
ソラナカルタ魔法学校を舞台に繰り広げられる魔導書作家を目指す少女・ルナと彼女に主人公として指名された少年・ヨヨの物語 二人の想いや絆、主人公としての在り方惹かれる熱い物語でした。どこにどのような絵がつくのか楽しみです。
『星詠みの魔法使い』読み終わりました。読んでいて楽しかったです。このお話がほんの最初の一歩でもいつか冒頭のヨヨやルナ達に繋がるのだろうなと思うと楽しみです。
この本を読むと、夢などに向かって色々な事を頑張ろうと思えました!内容も、とても良かったです! 応援してます!
とても心躍らされる作品でした。 普通あまり読まないジャンルだったが、1章を読み終えた辺りからノンストップで読み終えてしまった。最近読んだ作品の中で一番面白かった。
とても良い作品でした。困難や苦悩がありながらも二人で乗り越えるヨヨとルナの想いと絆が心に響きました!
「星詠みの魔法使い」読了しました。 主人公ヨヨの抱えるものとそれを引き出すルナの純粋さ。読んでてとても面白かったですし、すんなりと内容も入ってきました。これからのヨヨとルナの冒険がどう展開されていくのか楽しみです! 過去に何か抱えてる主人公いいよね。 好き。
魔法使いがもう一度主人公に返り咲く物語。熱いファンタジーです。
魔法学校に地下迷宮と王道的なファンタジー要素に加えて、魔導書作家という職業を目指すルナの存在は真新しく映りました。読むことで話に出てきた魔法を使えるようになることもある魔導書を書けるようになれば、様々な用途で役立ちそうですね。 ストーリー的には過去の出来事で少々トラウマを抱えていたヨヨが、偶然出会った魔法学校の後輩ルナと関わる中でそれを払拭していく、わかりやすくスムーズな流れでした。場面場面の状況や心理描写もとても丁寧に説明されていて、状況を鮮明にイメージできたのも良かったです。 登場人物としてはルナの良き相談相手でもあるエヴァもいい味を出していました。ちょっと百合の入った趣向と性格も良いアクセントになっていたと思います。そして手を焼かせてくれたベルベッドもさすがは6年生、今回の本当の目的も含め、底知れない部分を見せてくれました。 一つ進級するのも難しいソラナカルタですが、仮に退学となってもそれが終わりじゃないことをエレナを例に示してくれたのも良かったです。皮肉にもルナが言ってたように、どんな時も最強な主人公の物語じゃつまらないので再三のピンチを迎えるヨヨは現実味のある主人公ですね。物語全体としてはまだ序章といった感じのある1巻だと思います。バトル要素もあれば、探索や研究の要素もあり、もちろんソラナカルタの外の世界もあるわけで、ここからどういう方向に進んでいくのか、選択の幅が広いだけに今後を楽しみにしています。