英雄覇道の狐巫女 2

著／岩山 駆　イラスト／葉山えいし

最強の敵を。超えろ

退魔組織・北斗のトップエージェントとして順調に任務をこなすアルフと鈴狐。
そんなある日、突如彼らに舞い込んで来た依頼。それは今をときめくアーティス
ト・パピリアのライブ警護の任務であった。ライブ会場にて警護にあたるアルフ
だが、そんな彼の前に現れたのは、かつて彼を勘当した実の父・ゼムナスであっ
た。鈴狐の同じ天上位の精霊獣である、夜兎の襲撃を退けた後、アルフはいよい
よもってゼムナスと対峙する――。
「俺はアンタの到達出来なかった高さに到達したことを直接知らしめてやる」
愛情、因縁、後悔。さまざまな思惑が交差する中、宿命の対決が今始まる。